セントルイスで車を買う

セントルイスといえば、車がないと何処へも行けません。メトロやバスも一時期は気を吐いていましたが、最近の不況のあおりを受けて、大幅に便数を減らしてしまいました。いただけません。自転車通勤も健康的で環境にやさしいのでしょうが、先日、友人がストップサインを無視したおばさんに跳ねられて入院しました。

ということで、贅沢品というよりは必需品、もはや下駄代わりともいえる自動車の購入について今回は書いて見たいと思います。


(1)新車か中古車か


日本では中古車を買うという習慣があまりありませんが、米国では中古車を買うほうが日常的です。

中古車を買うメリットは、まず安いことでしょう。新車ほど値崩れもしません。リサイクルなので環境にもやさしい!デメリットとしては、壊れるか心配、(ネットなどで実物を見ないで買う場合)臭いかもしれない、何かあっても補償がない、などでしょうか。ただ、最近では中古車でも補償付のものもあり、特にリースあがりの3年ものは人気があります。

新車を買うメリットは、やはり安心感でしょうか。デメリットは、値段が高く、値崩れも激しいことでしょうか。ディーラーの駐車場を出た瞬間に値段が半減するといいます。また、駐車場などであまり目立ってしまうと、お金持ちだと誤解されたり、攻撃の対象になってしまうかもしれません。


(2)ローンかリースか

日本では現金一括払いが当たり前のようですが、こちらでは、少なくとも新車の場合はローンかリースが一般的でしょう。不況のおかげでローンも年率3-5%とお得になっており、頭金なしという店も少なくありません。リースの場合は、月々の支払額は少なくてすみますが、トータルで払う額は大きいです。ただ、3年ごとに車を乗り換えるような人には向いており、3年後に車を売る手間はありません。税金対策などでは遜色ありません。リースといっても、税金は払わされます。


(3)新車ディーラー

ホンダを買うなら Huey's Honda (Lindbergh) でしょう。ここは、感じもよいけど、サービスがすばらしい。まったくぼりません。以前、15万円で買った11年物のシビックを持ち込んだら、最低限の修理だけで「まだ18万マイル?もう2万はいける、すばらしいエンジンだ」と言ってくれました。また、車をサービスに持ち込んだとき、CWEまで無料で送迎もしてくれました。アフターケアがすばらしいという理由だけでホンダ車を買おうと思ってしまいます。

トヨタはより難しいです。セントチャールズ近くにある Papa's Toyota が一番安くしてくれますが、どうも胡散臭いです。そのほかには、Seeger's Toyota (Olive & 270), Wolf (Manchester in West County), Lou Fusz (Manchester in Kirkwood), Ackerman (Kingshighway) などありますが、この中では、Lou Fusz が一番無難だと思います。

マツダならまずLou Fusz (Lindgerb & Olive)でしょう。あらゆるおまけをつけてくれますし、サービスも良いです。間違っても、Bommarito には行ってはいけません。ちょっと人種偏見っぽい感じがあります。

日産はあまり知りませんが、これまたLou Fusz (Lindberg & Olive)なら無難でしょう。

ドイツ車、レキサス、インフィニティーなどは、殆どの人がPlaza Motors (Olive & 270)に行きます。ここは、日本でいうヤナセと一緒で、ある意味独占なので、値段については割りと高飛車です。また、購入時は非常に調子が良いことをいろいろ言いますが、サービスは最悪です。セントルイス中の富裕層(つまり、西に住むひと全員)がここで買うため、予約すら面倒です。

BMWなら、Autohaus of Clayton, Mercedes-Benz なら Tristar Motors (Illinois), Audi & PorscheならParktown (Kirkwood) もチェックしてみるべきでしょう。

ちなみに、ボルボは、Brentwood Volvo (Manchester) は非常に良心的で、間違いありません。サービスも問題ないです。フォルクスワーゲンは、Dean Team (Kirkwood) が独占してますが、あまり悪いことは聞きません。

アメリカ車は、結構安く売ってくれますが、やはりアメ車です。ちなみに、筆者は、2001年に始めてセントルイス入りしたとき、フォードのディーラーにいって、「アメリカに住むのだから、アメリカンなでっかい車を見せてくれ」といったら、「いや、独身なら、燃費の良いこちらでも」とエスコートか何かを見せられ、やる気をなくしたことがありました。


(4)中古車ディーラー


基本的に、どこの新車ディーラーにも中古車部門がありますが、ディーラーから中古車を買う場合は値段が多少割り増しになります。ただ、レキサスやBMWなど、Certified Pre-owned という補償付の中古車は堅実な選択だと思います。

中古車ディーラーでよく聞く店には以下のディーラーなどがあります。

Lou Fusz (Kirkwood, Lindberg, etc) -普通
Dean Team (Kirkwood) -以前いったら、セールスマン同士で喧嘩を始められて困った
Plaza Motors (Creve Coeur) -相当割り増し
Papa's Toyota (St. Charles) -超いい加減ですが、値段は下げてくれる

(5)インターネットで買う

Ebay-種類は豊富で、ピンきりでしょうか。ルームメイトが飲み会後、酔った勢いでオークションしたら、間違って勝ってしまい、シカゴまでChrisler New Yorker というおばあさん用の車を1500ドルで買いにいったことがあります。実物はでこぼこが多く、中も犬の臭いがした上、セントルイスまでの運転中、ボンネットから煙が出てました。それでも5年乗りつぶしてました。街での注目度120%。お買い得でした。

Craigslist-最近、多いようです。使いなれている人には人気あるようです。けど、車を見に行ったり、メールをひっきりなしに交換するなど、面倒臭さそうです。

Carmax.com-割とお買い得ですが、評判はまちまちのようです。ネット上の車を注文すると、最寄の倉庫まで送ってくれ、そこまで買いに行く、というものです。ちなみに、セントルイスからだと、カンザスシティー近くまで行かないといけません。

Carsoup.com-東海岸ではよく聞きますが、売るときはすごく簡単なようです。勝った人はしりませんが、年配の、売るのが面倒だ、という人が結構よい車を売ってるので、試してみる価値はあるかもしれません。


(6)値段交渉について

基本的に、アメリカでは交渉不可能なものはありませんが、中古車は交渉アイテムのなかでもその最たるものです。是非、交渉しましょう。

絶対してはいけないこと:
(a) 初日に買う。欲しくても、「いえ、いりません」といって帰りましょう。必ず値段を下げてきます。本当に帰ったら、後日メールか電話がくるはずです。
(b)ディーラーの部屋で、本心を語る。よく、セールスマンは、「マネージャーと相談してきます」と部屋を出て行きます。この間、自分たちだけだからといって、間違っても「本当は2万ドルまで出してもよいんだけどな」などと漏らしてはいけません。その部屋は盗聴されています。ディーラーは自分の部屋だから盗聴しても違法ではないのです。
(c)向こうのファースト・オファーを受け入れる。たとえ、それが自分の思った値段でも、オプションをつけるなど、必ず一度は向こうのオファーをリジェクトしましょう。


(7)その他

中古車は、基本的には広告(新聞、ネット、クレイグスリストなど)で探し、オーナーから直接買うほうが安いですが、「もしも故障者(レモン)を買わされたら?」という心配はつきません。

個人的なお勧めは、ワシントン大学構内(医学部、ビジネス・スクール、ロー・スクール)にある掲示板を使うことをお勧めします。基本的には「問題があったから売る」のではなく、「引っ越すから売らざるを得ない」場合ば多いからです。

ちなみに、日本人の場合、こちらに派遣でこられている方々で、前任者から引き継いだ、というタイプの車が一番問題に直面している可能性もあります。基本的に、最初の方が「なるべく安いのを」と買った車を、代々ケリー・ブルーブック(中古車の相場の本)通りの値段で「楽だし、日本人はきれいに乗るから」と買ってしまい、問題があっても、自分も数年しかいないため、適当につぎはぎしてまた売る、というパターンが多いようです。いろいろと過去に愚痴を聞いたことがありますが、本当のところはどうなのでしょう?皆さんのお話を是非お聞かせ下さい。

ちなみに、私は、数年前、医学部構内の掲示板で、1500ドルという10年もののシビックを見つけ、スウェーデンから来ていた研究者から「窓にヒビが入っているから」と1200ドルで買いました。一応、買う前にホンダのディーラーで点検して貰いました。結局、購入してから3年間のりましたが、ニュージャージーまで片道18時間の往復もこなし、非常に頑張ってくれました。「出来の悪い子供ほどかわいい」といいますが(引用「サザエさん」)保険料も安く、税金も殆どタダ。燃費も最高。今までで一番お得な買い物でした。
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by medicinelounge | 2009-05-04 12:08 | LIVE  

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