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セントルイス 抜き打ちバーガー調査

先日まで日本に一時帰国していましたが、セントルイスに帰ってきてあまりの寒さに仰天しました。もう秋を通り越して冬ですね。今年の冷夏で寒気を使い果たしてくれたと思っていたのに残念。

さて、今回は、バーガー特集にしました。セントルイスを離れて2週間、日本でもふと食べたくなったのはやはりアメリカンなサラダとバーガーでした。といっても極々稀にですが。というか、あまりそんな余裕がないくらい他に美味しいものがあったと言う方が正確かもしれません。

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それにしても、これだけバーガーを食す国民なのに、アメリカで「これは上手い!」と舌鼓を打つようなバーガーに出会った記憶がありません。バーガー=チープではずれがない、程度のものなのでしょうか。むしろ日本のファイヤーハウス(本郷)、ホームワークス(広尾)、クアアイナ(青山)といった「アメリカン」を売るバーガー専門店や、モスバーガーフレッシュネス・バーガーといったオリジナルなファストフードのほうが美味しいような気もします。

因に、日本だとハンバーグ=肉のみ、ハンバーガー=サンドイッチ、という使い分けがされていますが、こちらではそういったことはないようですね。むしろ、ひき肉のみが欲しいときは、チョップド・ステーキというそうです。あとは、ミートローフで我慢するのでしょうか。俺のハンバーグ山本のようなお店はアメリカではヒットするのでしょうか。私はああいったハンバーグのほうが実は好きなのですが。

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まあ、細かいことは抜きにして、とりあえず、中西部の代表作、ハンバーガーについて調査してみました。「結論から言わんかい!」という方のために、まずは結果から。

(1)やはり「これは凄い!」と唸らされるバーガーはなかった
(2)高いから上手い、とは限らない
(3)自宅のグリルでBBQするのが一番

*私の行ってない店で相当なバーガーを出すところはあると思うので、是非コメント下さい。

それでも懲りずにバーガー・ランキング

1. The Royale (South City on Kingshighway)

パブ=バーガー&ビール、と期待していくとがっかりさせられる店が多いなか、ここは違います。数多い店のなかでも、肉の香ばしいバーガーを提供してくれる数少ない店のひとつです。ロワイヤルという、神戸ビーフ・バーガーもあります(多分、ただの和牛でしょうが)。何といってもサイドが豊富で安いのが嬉しいです。何となく日本のお惣菜気分で選べます。ビールも豊富。メニューも一ひねり利いてます。難は、基本的にゲイ・バーなため、野郎二人というバーガー的局面で使いづらい点か。

2. TGI Fridays (Somewhere in West County)

バーガーを食べたい、と思うと、TGIに行きます。確かにファミレスですが、万人受けする必要があるからこそ、ジューシーで病みつきになるジャンキーなバーガーを提供してくれます。私は毎回ジャックダニエル・バーガーを頼みますが、ウィスキーソースが日本のテリヤキ・ソース(あえてカタカナ)みたいで美味しいです。フライも秀逸ですが、日によって異常に塩っ辛いときがあり、やや閉口。ビールをいくら飲んでも酔わないのは、相当油を使っているのでしょうか。

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3. West End Grill & Pub (CWE)

あまり目立ちませんが、最近増えた、いわゆる「街角のパブ」的なお店です。そつのない、確かなバーガーを提供してくれます。これといった特徴はありませんが、そつのないバーガーは、正しく、「バーガーに外れはない」という概念を裏打ちしてくれます。ただ、全体的に味が塩っ辛いのが難。シェフが疲れているのでしょうか。むしろ、散歩がてら、つまみと一杯、というのに適したお店だと思います。

4. Newstead Public House (The Grove)

セントルイスNo.1のパブです。バーガーも某ランキングなどで1位に輝いてます。ただ、ここの魚料理、フィッシュ&チップスなどと比べると、やや劣るような気もします。先日、遅い時間に駆け込んだら、「今夜はバンを切らしております」とのこと。変わりにフレンチ・バゲットで作ってくれたバーガーは相当今一。「バンと肉の相性が命」という美味しんぼの山岡記者はやはり分かっています。ピクルスは美味。客の8割がバーガーを頼むなか、あえて他のものを食べましょう。ビールも豊富です。個人的には、ここのムール貝はセントルイス一だと思います。

5. Shlafly's Tap Room (Downtown)

セントルイスの誇るパブ、まさにアメリカン。ということで、ここのバーガーもそつはありません。アメリカン・スタンダード。ただ、やはり特に唸るものはありません。フライは最高、ただし日によってばらつきがあるのが残念。ビールの豊富さは感激しますが、バーガーのために行くというお店ではないかも。むしろ、オイスター・フェスティバルなど、何か催し物をしているときにいくのが楽しいです。

6. The Triumph Grill (Midtown near SLU)

最近、セントルイス大学近くに出来た優良店です。非常にアメリカン。隣にバイク・ミュージアムを併設していますが、何となく箱根のフェラーリ博物館(マニアックですみません)に通じるものが。自己満というのでしょうか。バーガーはやはりそつがありません。種類が豊富なので楽しいです。ただ、やはりバーガーよりも脇役が目立っています。オニオンリングは、向かいに座る人の顔が見えなくなります。

7. Duff's Restaurant (CWE)

CWEが誇る老舗。「ここのブルーチーズ・バーガーに勝るものなし!」と息巻く同僚がいますが、確かに美味しいです。ただ、濃いので、あまり食べれません。後は引きますが、焦げたひき肉の香ばしさ、ジューシーにしたたる肉汁、それを受けとめるしっかりしたバン、というような、バーガーの本質は及第点程度か。ここでバーガーを食べるという行為自体は満足行くものです。

8. O'Connell's Pub (South City)

バーガーといえばここ、という程、例年、バーガー・ランキングでトップに輝く老舗。いつもにぎわっています。ただ、期待していくと、実は大したことないような気も。そつはないし、香ばしい点もあるのですが、何となく普通です。むしろ、マッシュルームのほうが秀逸でした。紙のプレートに乗ってくるあたりも減点材料に。ただ、伝統的なパブ、という雰囲気は確かに味があります。

9. Vin de Set (Lafyette)

しっかりしたレストランだけに確かなバーガーを提供してくれます。肉も香ばしくジューシー。そつがありません。ただ、もしかしたら、屋外テラス席、という雰囲気に騙されているのかもしれません。もっとランキングを上げても良かったのですが、ここでバーガーを頼むのはちと勿体無いか、ということで敢えて控えめに。ただ、ワインとバーガーというのも良いものです。

10. Sub Zero Vodka Bar (CWE)

ここも、様々なメディアでベスト・バーガーと謳われています。確かに、中々迫力のあるバーガーを展開しています。ロブスター・バーガーや、神戸ビーフ・バーガーなど、種類も豊富です。ただ、何となく、奇をてらって話題を作っているような気も。確かに、上手いバーガーではありますが、何となく表面的な気がして、個人的にどうもあまり好きになれないお店なので偏見にみちています。



よく話題になるけどまだ行ったことがないバーガー優良店


Carl's Drive In (Brentwood) -よく話題になる、ホール・イン・ザ・ウォール的な店。小さいのでテイクアウトするのば良いようです。写真を良く見ますが、期待度大です。もしいったことのある方はコメント下さい。

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Eat Rite Diner (Downtown)-ここもルート66的な味のあるお店です。カージナルズの試合後によく前を通りますが、結構並んでます。一度行ってみようと思いながらまだ未開。やはり飲み後のラーメンは出来ても、飲み後のバーガーという程若くはないのでしょうか。近辺で同僚が銃殺されたのであまり長居したくないエリアでもあります。

Five Guys Burgers and Fries (Creve Coeur)

東海岸ではZagat Survey でも好評のフランチャイズ点。特にDCに行ったときには人気があったようです。セントルイスにも数店舗できたようですが、まだトライしていません。ウェブでみたカロリー表にちょっと臆してしまいましたが、いずれ体調の良いときにチャレンジしていみようと思います。



よく話題になるけど実は大したことないバーガー点


Burger Bar at Lumiere Place (Downtown)-ルミエールというと、何となく張子のトラ的に見下してしまうのですが、私は貧乏なので僻んでいるだけかもしれません。というか、ここではデザート・バーガーしか食していないので何ともいえませんが、知人評は総じて「値段の割りには・・・」といった感じです。ちなみに、デザートバーガーは、バンの代わりにドーナツで、チョコレート・パティー、トマトの代わりにパッション・フルーツのゼリーなど、度肝は抜かれます。

The Fatted Calf (Clayton)-このセクションに入れるほど悪くはないのですが、期待していったら、ガッカリしたので腹いせに。本当に、それほど上のランキングにある店と遜色はありません。そつのない普通のバーガーです。食べ応えがあるから話題になるのでしょうか。あまり記憶には残りませんでした。

Blueberry Hill Restaurant & Bar
(U-City)-以前は、「セントルイスでバーガーといえばここ」と言われ、知り合いが訪れるときは必ず行ったりしていましたが、毎回、それほど感激しませんでした。トッピングを選んだり、楽しいことは楽しいのですが、それ程のバーガーではないような。ソース類に簡単に味が隠れてしまいます。紙のプレートはやはり難。夜、飲んでちょっと小腹が空いた時には美味しく感じます。

内容よりもとりあえずコスト・バフォーマンス

Bar Louie (CWE) -ここの火曜日の「ドラー・バーガー・ナイト」は秀逸です。学生時代は毎週行っていました。貧乏なので。あらゆるトッピングを選べるのは楽しい限りです。フライやテイタートッツも最高です。ただ、いろいろ付け足していくと、実は全然$1ではなくなるのですが。バーガーは、肉云々よりも、トッピングおよびソースで誤魔化しているところもありますが、安いので何でもOKです。

番外編:怪しいけど、実はセントルイスでも最高峰のいけるバーガー

Street Vendor outside Sol (CWE) -リンデル通り沿いに移って喜んでいたグラインドというコーヒー店。既につぶれたのでしょうか。先日久しぶりに赴いたら、地下にあったソールというバーが建物全体を占領していました。ソールは、ワインをなみなみついでくれるので気に入ってます。問題は、そこを出たところでグリルを展開しているお兄さんです。出来立てのバーガーをその場で食べれるので、やはり強力です。普通の肉を、炭火で焼き、ミニマムなトッピングで夜空のもと頬張る。バーガーの本質を押させてます。バンはスーパーで買うようなものですが、この値段、シチュエーションではもういいでしょう。

Street Vender outside the Diamond Club (East St. Louis)-あまり人には言えませんが、セントルイスで一番美味しいバーガーおよびホットドッグはここだという噂です。噂では、イースト・セントルイスにあるストリップバーの出口で焼いているバーガー&ホットドックは最高!ということです。ストリップというと、如何わしい印象がありますが、確かに如何わしいのですが、殆どのバーが朝1時に閉店してしまう中、ストリップバーは朝遅くまで空いています。遅くまで飲んだあとは、アルコールを吸収してくれる、滋養のためのバーガーを。泥酔し、小腹が空いたときに、青空の下で頬張る出来立てのバーガーは「最高!」に尽きます、という噂です。
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by medicinelounge | 2009-10-17 09:12 | EAT